ネット販売(2001/12月号)

箱だって商品! ネットで段ボールをオーダーメイド販売

 素晴らしい商材を見つけ出し、カッコイイ通販サイトをデザインしても、商品がお客さんの手元に届いてから一番最初に目にするのは入れ物。これが味もそっけもないものじゃお客さんの喜びも半減するのでは――。こんな通販サイト運営者の悩みを解決するのが、ネットで段ボールのオーダーメイド販売を行うオーダーボックス・ドットコム(本社・東京都中央区、四方祥樹社長)だ。
同社では小さいものでは指輪入れ程度のケースから大きいものではサーフボードに対応するまで、最低ロット100個から受け付けている。デザインには専属のデザイナーを有しており、デザインが苦手な利用者でも自分がイメージしているものを具現化してもらえる。
「箱も商品」(四方社長)とサイト運営者が考えるのは、同社への注文内容を見れば一目瞭然。通常はよく見かける段ボール独特の「クラフト」という茶色がかった色が9割を占める段ボール。しかし同社から出荷する段ボールの色は白が3-4割を占めるという。ここに最大3色で店のロゴやURLなどが刻まれる。「みなさん、本当にこってらっしゃいます」と四方社長は改めて驚く。
というのは、封筒などならいざしらず、もともとオーダーメイドの段ボールはどうやって入手するかはわかりづらいものだったと四方社長は話す。さらに段ボールは複雑な流通経路になっているのでホームセンターなどで買っても高い。ロット単位で安価に手に入れようとしても最低ロットが2000からなどがあたりまえで素人では扱いづらいというのが現状のようだ。
こうしたこともあり、今年4月から開始した同サイトは個人経営者を中心に支持を受けている。
通常の一般消費者を対象としたネット販売も手がける四方社長は「B to BはB to Cと違って顧客リストの数イコール売り上げにつながらないから難しい面もある」とB to B特有の課題を指摘する。その一方で、段ボールの動きは、発注するサイトの状況を反映しているともいえるので、「サイトの裏側が見えるのは面白いですよ」とB to B特有のもう一面に好奇心を光らせる。