| B-ing(2002/7月号) | |
インターネットビジネスの死角から新しいビジネスモデルを産み出す | |
インターネットを使って自宅にいながらショッピングをすることが一般的になってきた昨今、ECサイトの数も種類も増え続けている。だがそこには運営者にとって思わぬ落とし穴があった。 有限会社オーダーボックス・ドットコムでは昨年4月にECサイトを運営する中小企業やSOHO向けにダンボールのネット販売を開始した。 同社ではサイズやロゴを入れるなどのオーダーはもちろんのこと、100個からという小ロットでの注文も受け付けており、これが商品の梱包に頭を抱えていたサイトの運営者たちに喜ばれている。 「別会社でECサイトのトータルプロデュース業を手がけているんですが、この時にお客さんに商品を配送する際のダンボールの調達に困りました。一般の小売店で購入すると非常に割高ですし、業者に頼むと1000個からしか売らない、と言われて……」と当時を振り返るのは同社代表取締役、四方祥樹氏。おそらく同じような悩みを抱えている人たちが他にも大勢いるに違いない、という思いから、同社を設立した。実際、ユーザーからは扱う商品の形や大きさにあったダンボールが安価で手に入り、さらには自分のサイトのロゴやURLを入れられることから高い評価を得ている。業績は順調で既存客のリピートはもちろんのこと、新規での注文も相次いでいる。 四方氏は2年前にそれまで勤めていた会社を辞めてインターネット広告会社を立ち上げた。以前にメールマガジンを発行していた経験を元にメルマガの発行者が自分で広告を自由に選べる画期的なサービスを始めた。ダンボール販売もそうだが、実際に自分が感じた不便をきっかけに、誰もまだ手をつけていない死角にビジネスチャンスを見出した。次に四方氏が手がけるのはナチュラルチーズの販売サイト「オーダーチーズ・ドットコム」。何気ない日常から抜群の行動力で新しいビジネスを生み出す同氏の動向が楽しみである。 |
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