板紙・段ボール新聞(2006/8/17)

企業訪問No.218


(株)オーダーボックス・ドットコムは、段ボール箱のネット販売を展開する企業だ。自社工場を持たず、生産をボックスメーカーに委託することで運営している。

ネット販売を展開するボックスメーカーも増えた現在、仲介業者とも受け取れる同社の運営が何故、成り立っているのだろうか?

その秘訣は「(ボックスメーカーとは)毛色の異なる客層にあります」とサイト運営責任者の網田秀典氏。

雑貨や洋服など、インターネット通販を展開するネットショップや小規模事業者が顧客の大半を占める。商品の配送から段ボール箱は欠かせない存在だ。網田氏は「ネット関係の顧客ほど、ホームページを判断材料に購入先を検討する傾向が強いと思います」と説明する。

情報の充実と見易さの追求により、質の高いサイトを運営。優良ホームページに送られる賞の受賞など、信用性向上に努めることで顧客を確保した。また“手軽に注文できるサイト”というイメージを確立することで、ボックスメーカーへの注文に抵抗がある顧客からも必要とされている。

その証拠に、スポット仕事が多いと言われる段ボール箱のネット販売にあって、同社は約3000件のリピート顧客を抱えている。

仕事は100箱程度の小ロットが主体。それに対応出来ることが最大のメリットでもある。それだけにボックスメーカーとの協力、特に小ロットを嫌がらず引き受けてくれる企業の開拓には余念が無い。協力先を見つけることは簡単では無いと話すが「ネットショップとの繋がりなど、当社の利点を理解して頂くことで開拓に繋げたい」とアピールする。

注文が簡単で対応も早いことがネットの良いところと語る。注文時の返答メールに始まる顧客とのやり取りにも力を入れており「早い対応とコミュニケーションの継続がリピート顧客に繋がります」と自信を示す。メールマガジンでネットショップ向けの話題を提供するなど「(顧客を)飽きさせないことが大切です」(網田氏)と語ってくれた。